焼き畑

初めての椎葉の焼き畑。


発酵やパンとはまったく関係ないけれど、あまりにも衝撃的だったので。


まず焼き畑をする場所の山の神様に感謝し生きとし生きるものに焼き畑を

することを伝え、木を一本残しご神木とするのだと言われていました。


写真で見る。

本で見る。

知ったつもりでいたけれど、実際目の前で火をつけたり、火を移したり、煙を浴びたりして知ったことは全く違うものでした。

写真では良く伝わらない炎のすさまじい熱さ。

火から1メートル以上熱すぎて近づけない。

斜面の上から火をつけて炎を下へ移してゆく賢さ。

火で火を消すってなるほど!って唸る経験と知恵。

山に火が移らないように、火に囲まれないように足場の悪い所を

周りに気を配りながら火をつけてゆく。

いや~何度も体験しないと何もわからない。

体験したらさらに奥が深く何もわからないということが

わかった日でした。


まず斜面の上の方から着火し次第人が下に降りながら、火を下げてゆく。


クニコおばあちゃんにも初めてお会いできました。

おばあちゃんはお茶飲むとき、つちに少しこぼして何やらつぶやいておりました。

何をしているのですかと聞くと、

始めて頂くものは、まず神様に差し上げて感謝を述べてから頂くんだよと。

その心意気を受け継いだ息子さんがこの焼き畑の中心になり、仲間が集まり

地域の伝統と神様への感謝が受け継がれているのだと知りました。


らくる

酵房樂流 ☆ RAKURU

発酵から見えない世界と見える世界のつながりを感じる

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