モヤモヤが晴れていく。

ここ2、3日心がモヤっとして身体もだるいのが昨日ピークに達していた。

朝の暗いうちから夜の仕込み終わりまでの１５時間ご飯は食べないで

軽くスープを飲み、ほとんど人にも会わない。

そんな日が続くと「もう嫌だ〜」と工房を飛び出し山の方へ歩き出してた。

仄暗い夕方、まだ仕込みは途中ですが心が叫び出しそうで飛び出したのです。

細い農道をテクテク山の方へ登ると、妙見水の流れる音と鳥の声だけがこだましていた。

振り返り家並みを眺め空を見上げ、そのまま農道に横になる。

日中の太陽をたくさん浴びた道はポカポカして気持ちがいい。

はぁ〜と息がもれ大きな空が広がっていた。

いつもみている空とは違い広く広くどこまでも続く様で、雲の圧力に圧倒されていた。

地面に寝ると空がとってもひろい。

夜風に雲が流れ人っ子一人いないそこは草原になっていた！

心から声が聞こえて来る。

自由だ〜本当は自由なんだぁ〜と。

雲のゆったりとした流れとその存在感になんだか力を頂き

こんな雲の見える草原に住むイメージが湧いてくる。

帰り道はなんだか力が湧いてきてモヤが晴れてきている。