ふと思い出した。

看病で通い続けた2年間。
もともとお肉が食べれない・白砂糖の甘味が嫌い・甘すぎるおかずが食べれない
と言うあの人に、通える日には手料理を持って行っていた。

野菜の甘さ、塩のシンプルな味付けで旨味を引き出し味付けをして
時には病院でトマトソースパスタも作りました。

その時思っていたのが、病院の命の感じられないご飯ではなく
「発酵食品を加えた、人がその人の事を思って作った料理を私が行けない日にも
作って持っていってくれるとありがたいな」でした。
家族のいない移住者は、自分か相手が看病をするしかなく
距離もある病院への移動と仕事と看病で限界になっていました。

なんせ病院まで片道2時間かかってました。
何か上手いこと言えないんだけれど、信頼できる方が1日でも行ってくれると
安心できました。そこを信頼できる方からの愛のあるご飯が届けられると
嬉しいと思います。


今日ふとその事をまた思い出して、ケータリングでももっと腹に響く様な
ことが出来たら幸せだろうなと思っていました。
まあ、自分1人では出来ないだろうし仕組みもどうしたら良いかわかりません。

酵房樂流 ☆ RAKURU

発酵から見えない世界と見える世界のつながりを感じる

0コメント

  • 1000 / 1000